高校 地理【松山の飲食店を支える・応援するプロジェクト~with コロナにおける社会参画の新しい形~】
愛光中学・高等学校 松下直樹
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概要
コロナ休校期間中に、本校の高校Ⅰの地理選択の生徒たちが取り組んだ、ソーシャルアクションの軌跡を紹介する。なお、この実践中に生徒たちは一度もリアルで顔を合わせることはなく、ロイロノートやGoogle for Education、Zoomなどを駆使し、完全オンラインで取り組んだものである。
パフォーマンス課題・授業の全体像
休校中、あなたたち高校Ⅰ年生の地理選択者は、新型コロナウィルスの影響で売り上げが落ち込む松山の飲食店を支える・応援するプロジェクトに参画することになりました。そこで、地理を選択する高校生としてできることは何か考え、そのアイデアを形にしよう。
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展開1:アイデア出し
自宅にいる(県外生もいる)地理選択の高校生ができることは何だろう?生徒たちは、ウェビングを使い、アイデアを書き出した。
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展開2:アイデアの実現可能性
生徒たちは、ツールを切り替えて、座標軸を使い、アイデアの実現可能性を探った。
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展開3:アイデアの決定
生徒たちは、ツールを切り替えて、ダイアモンド・ランキングを使い、地理選択の高校生ならではの取り組みを考えた。
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社会参画
展開4:GISについて学ぶ
YouTube動画をもとに、Google マイマップについてのしくみについてインプット。
https://youtu.be/7lAC7B-nTb8
https://youtu.be/mPV2fhHGMXA
https://youtu.be/eRUp8TrhQmo
展開5:店舗情報の収集・整理
生徒たちは、松山テイクアウト部のFacebookページなどから収集した店舗情報から、テイクアウトマップに載せる各店舗情報には、共通してどのようなことを載せる必要があるか、くらげチャートで一旦整理した。
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失敗
生徒たちは、収集した店舗情報をGoogleスプレッドシートにまとめ、そのままGoogleマイマップにインポートし、地図化した。ところが、出来上がりの地図がとても見づらくなってしまうことが判明。生徒たちは、Googleマイマップの基本である「レイヤー」や「マーカー」(これらはGISの基礎ともなる)を巧みに使用する必要性に気づいた。失敗から学ぶことに成功。
展開6:再アイデア出し
生徒たちは、テイクアウトマップの再作成にあたり、レイヤーやマーカーがどのように分類されていると、消費者は地図が見やすくなりお店にアクセスしやすくなるか?どんどんアイデアを書き出した。
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展開7:レイヤーとマーカーの優先順位
ツールを切り替え、ダイアモンド・ランキングを使い、レイヤーやマーカーに取り入れるべき項目を検討した。
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展開8:マーカーの詳細分類
展開7のダイアモンドランキングから、生徒たちはマーカーについては、「お店・食べ物のジャンル」で表示すると決めた。マーカーの詳細を分類し、ペイント等を使って、オリジナルのアイコンを作った。
展開9:レイヤーの内容精選
展開7のツールを切り替えてくまでチャートを使い、生徒たちは、マップに載せる、レイヤーの内容を精選しつつ具体化していった。
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ローンチ
2020年6月1日にローンチされた。7月31日現在で、表示回数は5万回を越える。各種メディアに取り上げていただき、Google Japanのソーシャルメディア(Facebook・Twitter)や、Google for Education ニュースレター7月号にも掲載いただいた。また、8月22日に開催されたSensei with Google Earth 2020で代表生徒2名が一連の活動内容を報告した。こぷちゃい・らい・らーい。